みなさん、こんにちは。
少々間が空いてしまいました、ロデムPediaのお時間です
/あと何回ここに来ることになるんだろう?\
今回は前回の予告通りアスタロトについての解説となります。
アスタロトさんは前回紹介したベルゼビュートさんと同様に、高位の悪魔として扱われることの多い方です。
ECOでも強大な力を持った悪魔として登場していますね。
他にもアシュタロト、アスタロスなどのような呼び方もあります。
アスタロスといえば、結構昔に剣で戦う3D格闘ゲームに大斧を振るうキャラでいましたね。
ロデムさんはあのゲームではナイ○メアという人使ってました。
……いきなり話逸れましたね。
/アスタロト様を撮影って近い近い!\
話を戻しまして、アスタロトは過去と未来を見通す力を持ち、質問者に教養学を教授してくれるそうです。
この悪魔は悪魔たちの中で告発者や審問官を司る王とされているそうです。
また、七つの大罪である怠惰を司る悪魔とされることもあるようです。
※ただし、怠惰を司る悪魔はベルフェゴールであるとの説の方が一般的です。
その容姿は巨大なドラゴンまたはそれに似た獣にまたがり、
右手には毒蛇を持ち天使の姿を取るとされていますが、
黒白の色をした人の姿を取ることもあるそうです。
なんとなくECOのアスタロトは後者の部分がベースのようですね。
前者の部分は某悪魔合体RPGで良く見る姿な気がします。
さて、アスタロトが様々なグリモワールや悪魔学者により、
高位の悪魔とされるのには理由があります。
前回ベルゼビュートの時に、元々は異教の高位神が貶められた姿という話をさせていただいたと思いますが、
こちらもその例に漏れず旧約聖書に異教神として登場するアシュトレトが起源となっており、
元々は中東から地中海沿岸にかけて広く信仰された豊穣神であるそうです。
他にもイシュタルやアプロディーテーといった有名な豊穣の女神もアシュトレトと同じ起源のようです。
旧約聖書中にはバアルと並び言及されている部分があり、バアルの妻とする説もあるので、ベルゼビュートとの悪魔コンビはその元をたどると、かなりの信仰を集めた夫婦神となるようです。
最後に余談ですが、元々は豊穣神としての側面が強いアシュトレトですが、上記で挙げた起源を同じくする別の女神のイシュタルやアプロディーテーなどは金星の女神とされており、そちらは基本的に極めて美しく、そしてトラブルを起こす女神であるようです。
あのヴィーナス(正確にはウェヌス)とアプロディーテーも同一視されますし、北欧神話のフレイヤなどもウェヌスと同一視されることもあるので、全体的に各神話の美や愛の女神はトラブルメーカーだらけですね。
はるか神の時代から美女というのは争いの元のようです。
ちなみに金星つながりですが、金曜日の英語名称であるFridayは北欧神話のフレイヤの日またはオーディンの妻のフリッグの日、そしてラテン語におけるヴィーナスの日を意味しているようです。
話が横道にどんどんそれていきそうなので、今回のお話は以上で切り上げさせていただきます。
いつもと変わらず長文におつきあいいただきありがとうございます。
次回は前回の生放送アンケートで希望の多かった伝説の槍について解説させていただきたいと思います。
それでは失礼致します。