みなさん、こんにちは。
本日のなぜなにロデム先生のお時間です。

ロデムディメンションサウスへ侵入

/ディメンションサウスダンジョンへ潜入取材\

さて、今回は私がなぜ魔狼の姿なのかを説明したいと思います。
特に魔狼が好きだからというわけではなく、
数年前に一緒に仕事をしていた上司が、
私の苗字をいじってロデムというあだなで呼び始めました。
実際はそのあだなで呼ぶ人はそんなに多くないのですが、
少しだけ私のあだなとして定着したのがロデムとなります。
そして、ロデムと言えば思い出すのはもちろん
変身能力持った地を駆ける黒豹じゃないですか。
でもECOには黒豹はいないのでまぁ四足歩行の獣つながりで魔狼だったわけです。

なるほど、お前の自己紹介はどうでもいいと。
では、そろそろ本題に入ります。
今回はこのお方です。 


ベルゼビュートご一行

/先頭の一人だけ翼の色が白黒の方が本体です\

さて、ベルゼビュートについてですが、
恐らくこちらの名前よりもベルゼブブという名前の方がRPG的には間違いなく有名でしょう。
ベルゼビュートはベルゼブブのフランス語形となっています。
ここからは文字数が短いので本文中はベルゼブブの名前で説明させていただきます。

ベルゼブブはご存じの方もいると思いますが、
高位の悪魔として極めて有名です。
恐らくはサタン、ルシファー並の知名度かとは思います。
ベルゼブブは本来はバアルゼブル(崇高なるバアル)という名で呼ばれており、
元は悪魔ではありません。
本来はカナン人(今のイスラエルのあたり)などにかなり信仰されていた高位の神でした。
しかし、旧約聖書の著者たち(ヘブライ人)に極めて嫌われており、
その名前をいじってバアルゼブブ(蝿のバアル)と呼称しておりました。
その後、この名前が定着してしまい嵐と慈雨を司る高位の神バアルは蝿の大悪魔として貶められてしまっているようです。
この大悪魔ベルゼブブの肖像として有名な「羽に骸骨マークのある巨大な蠅」は
オカルト著書の多い作家、コラン・ド・プランシーの地獄の辞典(1818年初版)が出典で、
その第6版からの挿絵を描いたブルトンという人物が描いたものとなっています。
もちろんこの絵に根拠などはないが、後世のベルゼブブイメージがこの印象が強いことから
地獄の辞典(※)の影響力が強いことが伺えます。

※地獄の辞典は現在の有名RPG等への影響も多い著作物で、今でも普通に書籍店などで購入できます。
ファンタジーや悪魔に興味がある方は是非。

さて、以降のベルゼブブはサタンに比肩しうる魔界の君主の一柱として有名になりますが、
カトリック教会における七つの大罪、または七つの罪源の一つ、暴食を司る悪魔としても有名です。
この七つの大罪との関連は、実はある人物が著作物で関連づけただけでキリスト教の本質的な部分とはまったく無関係となっています。

また、面白いことにこの大悪魔ベルゼブブが1565年ごろに実際に現れたとされる記録が実際に残っています。
ランの奇跡という名称が残るこの事件ですが、すごくかいつまむとフランス北西部にいたとある女性に悪魔が憑りつき、教会の司教がベルゼブブであると正体を吐かせて、悪魔祓いを続けた結果無事退散させたというお話です。
……なんともまぁ信じがたいお話ですね。
とある研究者によるとカトリック教会の落ちてきた権威を取り戻す演出なんじゃないかとのことです。

以上で簡単な解説となりますが、
私はベルゼブブというとやはり子供のころから遊んでいた女神○生シリーズのイメージが強かったりします。
敵でも味方でも強烈に強いですし。
他にもとあるモンスター題材のカードゲームでも趣味で良く使ったりしてました。
また、ベルゼビュートというとSFCの傑作SRPGのラストステージよりも厳しいというか長い某99階層ダンジョン
50層目のボスという記憶があります。
あれはなんか悪魔ではなくてケバイおばさんだった気がしますが……。
ターボファイル使って何度も潜ってた気がします。

さて、関係ない話も混じりましたが、
今回のお話は以上となります。
いつも通りの長文おつきあいいただきありがとうございます。
次回は悪魔つながりでアスタロトについて簡単に解説したいと思います。
それでは失礼致します。