みなさん、こんにちは。
ECOチームのロデムです。
/天まで続く塔に来てみました\
ファンタジー系のゲームを普段から遊んでいる方には
割と聞きなれた言葉なのではないかと思いますが、
今回はECOに登場する種族名称の元ネタについて
お話したいと思います。 ・エミル
まずはゲームタイトルでもある人間族、エミルですが、
これ実は自分の知識の中ではまったくピンとこなくて
資料とか色々引っ張り出して探したのですがわかりませんでした!
恐らくこれは元ネタがなくて
オリジナルの言葉なんじゃないかなーと思います。
・タイタニア
天使族ともされているタイタニアは、
かの有名なウィリアム・シェイクスピアの戯曲「夏の夜の夢」に出てくる
妖精女王の名前となっています。
他にもティターニアという呼び方もあるようですが、
こちらの方がタイタニアより少しだけ有名かもしれません。
私はティターニアというと悪魔を合体させたりする某有名RPGを
すぐ連想してしまいます。
また、その伴侶となる妖精王はオベロンと言いますが、
こちらも上と同じ作品を思い浮かべます。
とりあえずECOの世界では天使族としていますが、
原典は妖精であって天使ではないようですね。
タイタニアと言えば木星帰りの男が設計した白い重ロボットもいますよね。
私はあのデザイン結構好きです。
ええ、あえてロボットと書かせていただきますが。
・ドミニオン
悪魔族ともされているドミニオンは、
天使の階級の一つ「主天使」が元となっているようです。
神学に基づく天使のヒエラルキーにおいて第四位に位置する主天使の名前は、
「統治」や「支配」を意味しています。
また、主天使はヘブライの伝承ではハシュマリムとも呼ばれていたようです。
その名前通り彼らの仕事は天使の務めを統制することであり、
悪魔族であり闘争などを好むという性質を持つECOのドミニオンとは正反対の存在とも言えます。
また、余談ですが上で挙げた天使の階級には上から
熾天使(セラフ)、智天使(ケルブ)、座天使(ソロネ)、主天使(ドミニオン)、力天使(ヴァーチュー)、
能天使(パワー)、権天使(プリンシパリティ)、大天使(アークエンジェル)、天使(エンジェル)
となっています。
もちろん上の読み方はあくまで読み方の一つでありますが、
基本的には単数形での読み方となります。
有名な天使であるミカエルや堕天前のルシファーは8番目の大天使なのですが、
天使を統制する存在であることから大天使は特殊な天使の階級なのかもしれません。
天使の階級名や固有名も某悪魔合体なRPGを思い出します。
・DEM
最後に機械種族のDEMですが、
これはデウス・エクス・マキナ(Deus ex machin)が元になっています。
ラテン語で「機械仕掛けから出てくる神」を意味していますが、
この言葉はファンタジーな言葉ではなくて演出技法の一つです。
悲劇によく用いられ、混乱した状況、錯綜してからまった糸のような困難な局面などを
絶対的な力を持った存在が出てきて解決し収束させるという割と力技な技法です。
紀元前からすでにこの技法は使われていたようで、
紀元前5世紀半ばにはあったようですね。
上述したシェイクスピアの戯曲「夏の夜の夢」でも使われています。
さて、具体的にはどんなのがこれにあたるかというと、
いわゆるどんでん返しと呼ばれるものと似ています。
もっとわかりやすく言うと有名時代劇のご隠居様が、
相手が全面的に平伏する印籠を出すあたりがそれに該当する場面と思われます。
……確かにあれが出たらどんな状況でも解決してしまいますね。
さて、以上で種族名を一通り解説できたと思います。
相変わらずの長文ですがここまで読んでいただきありがとうございました。
次回はディメンションダンジョンのボスモンスター
「ベルゼビュート」についてお話したいと思います。
それでは失礼致します。