ハーイ! ロデムPediaデース!
お待たせしました今週の~~~~ロデムPedia!
今回は前回の生放送アンケートで決定したスフィンクスについて書きたいと思います。
エジプト系は少し苦手と言ったのが効いたのか見事にこういう結果になりました。 最初にスフィンクスの話をする前に一つ前のバステトの解説で一つ訂正があります。
エジプトの重要な9人の神を9栄神というのは間違いで、改めて書籍を手に入れて調べたところヘリオポリス9柱神という表現が正しいようです。
バステトと同一視されることもあるテフヌトが入っているので、大ハズレというわけではないようですが、バステトは9柱の神には基本的には入らないようですね。
一般的にはアトゥム、シュー、テフヌト、ゲブ、ヌト、オシリス、イシス、セト、ネフティスの9柱の神々がそれに該当するようです。
そっちの神話に詳しい友人より「違うから調べなおせ」とツッコミが入りました。
調査不足の情報を訂正してお詫び申し上げます。
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/来ましたカーマインブリック\
さて、改めてスフィンクスですが、エジプトのギザ台地にある三大ピラミッドのそばにあるの彫像が有名ですね。
/呼んだかにゃー?\
スフィンクスという存在はエジプト神話以外にギリシア神話、メソポタミア神話にも出てくる存在です。
エジプトでのスフィンクスの扱いは神聖な存在であることに対し、ギリシアやメソポタミアにおいてはモンスターという扱いになっています。
その容姿についてはいろいろあるのですが、いわゆる有名な彫像としてのスフィンクスは、ネメスという頭巾を身に着けた王の顔に獅子の体を持っている聖獣です。
一般的なエジプトのスフィンクスだとこうなりますが、頭が隼、牡羊になったりすることもあったようです。
隼の頭を持ったスフィンクスはヒエラコスフィンクス、牡羊の頭を持ったスフィンクスはクリオスフィンクスといい、ギザの大ピラミッドスフィンクスは、雄を意味するアンドロ・スフィンクスと言います。
また、他の神話ではだいたいが女性の顔に獅子の体、鷲の翼をもつ怪物となっております。
いわゆるRPGモンスターとしてのスフィンクスはこちらが主流のようで、ECOのスフィンクスもこちらの要素が強いですね。
やや猫っぽい気がしますが獅子はネコ科なので良しとします。
ちなみにこの女性の顔を持ったスフィンクスは雌を意味するジノ・スフィンクスと言います。
ピンときた方はいらっしゃると思いますが、ECOのスフィンクス系ボスモンスターである「微睡のジノ」のジノはここから来ていると考えられます。
/可愛いですが超強いです\
スフィンクスのベースとなっているのはホルエムアケト(ハルマキス(ギリシア名))という地方神の説があります。
その名前は「地平のホルス」を意味しておりホルスの一形態とされ、ファラオ(王)は生けるホルスであるとされるので、エジプトにおけるスフィンクスの頭部は王をかたどったものが主流なのかもしれません。
名前については、ギリシア語ではきつく縛るを意味するSphinkに由来しているとされていますが、古代エジプト語のシェスプ・アンク(Shesepankh)」(生ける彫像)から転訛したという説もあります。
モンスターとしてのスフィンクスは、主にギリシア神話のものがメインのようで、ギリシア神話の誇る有名モンスターのテューポーン、オルトロス、キマイラ、エキドナあたりと縁があります。
高い知性を持ち謎かけをする、子供をさらうなどの特徴はここが出所のようです。
そして、スフィンクスのエピソードとして最も有名なエピソードである「朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足、これは何か?」という謎々をだし、回答できない者を食べたというスフィンクスはこの古代ギリシア神話での話です。
ちなみに謎々の回答は解説しませんが、いわゆる「犯人は○ス」くらい有名ですよね。
さて、スフィンクスのファンタジーなエピソードはこんなところなので、ギザにある大スフィンクスについてちょっとだけ紹介します。
全長73.5m、全高20m、全幅6mで、カフラー王の墓の近くの天然岩山から彫られた彫像です。
一枚岩の彫り出しとしては世界最大の像だそうです。
起源は恐らく紀元前2500年ごろにカフラー王の命令によりピラミッドと共に作られたと考えられています。
もちろん諸説いろいろあり、この説自体にも根拠と反論があるのですが、それは省かせていただきます。
他、面白いエピソードとして、幕末の日本人がエジプトのピラミッドを訪れた記録があり、その時スフィンクスに登ろうとした侍もいたそうです。
ちなみに今このスフィンクスの目線の先にはケン○ッキーとピザ○ットがあるそうです。
えらいシュールですね……。
最後にECOで登場するパートナーのスフィンクス強化バージョン、ワイズ・スフィンクスとスファル・スフィンクスの名前についてですが、ワイズはわりとそのままで賢いを意味するwiseがそのままついている形になります。
そして、スファル・スフィンクスについてですが、こちらはいまいちわからなかったので、実装当時の資料を漁ったところforceful((論理的で)説得力のある、力強い)が元の言葉でそこからスファルとつけたようです。
/パワーアップしたにゃー\
さて、今回もいつものような長文になったのですが、
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
次回はそろそろワルキューレを書こうと思います。
ヤタガラスさんも待っているので頑張ります。
それでは、失礼いたします。