ECO祭2015皆さんお疲れ様でした!
毎度おなじみロデムPediaでございます!

ロデム先生、ACEさんのライブと
最後のエンディングで割と涙腺緩んでました。
何気にECOに携わって結構な年月経っていましたね。
ところでECO祭りのライブCD欲しくないですか?
ロデム先生は欲しいです!
どうなんでしょうかバクバクみそさん?

さて、本題に入りましょう。
ついにきてしまいましたクトゥルフ神話関連。
ロデム、インスマウスの里へ

/隠れ里へ潜入!\ 


今回はアンケートで選択されたインスマウスの話題に触れたいと思います!
ですが、まず根本的なところでクトゥルフ神話って何ぞや?
というところからちょっとだけ説明します。
 
クトゥルフ神話というものはアメリカのパルプマガジン作家ハワード・フィリップス・ラヴクラフト氏とその友人作家たち(特に有名な方はオーガスト・ダーレス氏でしょうか)で作り上げられたホラー小説の神話体系です。
作家間で登場する神や書、土地などの名称を貸し借りして創作されました。
神はクトゥルフやハスター、書ならばネクロノミコンやセラエノ断章、土地ならばアーカムやインスマスなどです。
ECOの中でもどこかで見かけたような名前ばかりですね。
クトゥルフ神話はラヴクラフト氏の死後に大きく広がっていくのでクトゥルフ神話の創始者はラヴクラフト氏なのですが、今現在広がっているクトゥルフ神話の創作者は全てがラヴクラフト氏ではありません。

つまりクトゥルフ神話とは世界に広がる様々な神話と違い、伝承などで伝えられているものなどではなく複数人の作家の手により20世紀になって創作された小説なのです。
意外に若いですよね。
RPGぽいゲームではもう常連のネクロノミコンやクトゥルフはまだ100歳を迎えてないんです。

さて、それではクトゥルフ神話を細かく語りだすとそれはもう大変長くなるので、本題のインスマウスについてです。
インスマウスとは、インスマスとも表記されるラヴクラフト氏の作品に登場する架空の町の名前です。
この町はアメリカ合衆国マサチューセッツ州エセックス郡に属する港町とされており、クトゥルフ神話にもたびたび登場します。
マサチューセッツ州ということはアメリカ東海岸ですね。
この町の主な登場作品の中でも有名なのが「インスマウスの影」という作品ですが、ラヴクラフト氏の作品群の中でも「クトゥルフの呼び声」や「ダニッチの怪」と並ぶとても評価が高い作品とされています。
また、この作品はラヴクラフト氏が生前に本として出版された唯一の作品だそうです。

さてここまでの情報だとなんでECOのインスマウスが魚人なのかさっぱりですが、そちらはこれから説明します。

このインスマウスの町は1643年にでき、漁業、海運業、金の精錬などで栄えた町なのですが、そこから約200年後くらいに謎の伝染病にて一夜で住民の半数以上が死亡し、さらに漁場の荒廃などもあって一気に衰退していきます。
他にもいろいろな出来事があり、ほぼゴーストタウンと化している状態です。
そしてここに住む住民たちには大きな特徴があり、その特徴はインスマウス面と言われて周辺の住民から酷く忌み嫌われています。
 
それは年を取るにつれて

・眼は丸く、閉じることができないほどに盛り上がり
・肌は冷たく、湿っぽい灰緑色になり
・表面には鱗が現れて指の間には水かきみたいなものができ
・首のあたりの皮膚が皺になり鰓ができ
・老化では死なず
・唸るような鳴き声で会話し
・動作がぎこちなくなり
・陸上での移動は足を引きずり、飛び跳ねるように動く

ギャー!
 
さすがはホラー小説。
てか悪○城ド○キュ○に出てくる半漁人ってくらいには凶悪な感じですね。
ECOのインスマウスは愛嬌あるだけ別モンです。
なぜここの住民たちはこんな状態になるかというと、旧支配者の眷属「深きものども(Deep Ones)」の血を引いているからなのです。
この深きものども達は基本的に海底で生活し、上述したダゴンとその伴侶であるヒュドラ(またはハイドラ)、さらにそれらすべての支配者であるクトゥルフを崇拝しています。
そしてこのインスマウスの町ではダゴン秘密教団という宗教団体が勢力を広げていますが、ここの「ダゴン」というのはクトゥルフ神話に登場する神の一柱であり、同神話内でもっとも有名かつ、とても強大な力を持った水を司る旧支配者「クトゥルフ」の従属神でもあります。

さて、ダゴン……ECOにも出演している名前ですね。
無限回廊の奈落にたまに出現するボスですね。

ダゴン


ダゴンやヒュドラ、深きものなど他作品でも見かけることのある名前ではないでしょうか。
ちなみにダゴン及びヒュドラは

・身長6メートル以上
・よどんだ両目は突出している
・分厚くてたるんだ唇を持ち
・水かきのついた手足を持ち
・2足歩行をする魚人

という上述した深きものどもの姿と酷似しています。
ぶっちゃけダゴンやハイドラを縮小して人間サイズにしたのが深きものどもということでしょうか。

さてここまでで旧支配者という単語が出てきたと思います。
じゃあクトゥルフが該当する旧支配者って何かを軽く説明します。
旧支配者に対して新支配者とか現支配者なんてものはいません。
旧支配者は太古の地球に外宇宙より現れ、君臨した神々であり現在は宇宙の善を表す旧神との戦いに敗れ、
力を奪われたり封印された神々を表します。
その眷属や信奉者たちはその旧支配者に本来の力を解放させようと動いているということです。
クトゥルフ神話には3つの神々のカテゴリーがありますが、

・ノーデンスなどの旧神
・クトゥルフ、シュブ=ニグラス、ハスターなどの旧支配者
・アザトースなどの外なる神

となっております。
今書いた名前の中にECOにも登場している気になる名前もあると思いますが、ここで一度に説明するとさらに長文化するので今回はここまでとさせてください。

余談ではありますが、クトゥルフ神話に登場する化け物、神たちは概ね海の生き物に似た容姿をしている場合が多いのですが、作者のラヴクラフト氏が病的なほどに海産物に対して恐怖を抱いていたという説もあります。
ラヴクラフト氏が書いてきたクトゥルフ神話の恐怖は、彼自身が様々なものに恐怖や嫌悪感を持ち強い偏見を持っており、それに由来するのではないかと考えられているようです。

海の生き物への恐怖って、日本人て欧米諸国の方々と比べてなんとなく薄そうな気がしますよね。
わりと日常的に生で海産物を食べる文化があるからでしょうか。
少しわかりにくい感情かもしれませんが、気持ち悪い見た目かどうかというと少しはロデム先生も共感できます。
それを食べられるのかどうか最初にチャレンジした人はすごいですね。

さて、話が横道にそれてきましたが、クトゥルフ神話第一弾インスマウスについてはここらで切り上げたいと思います。
ここまで読んでいただいている皆様、いつもの長文にお付き合いいただきありがとうございます。
次回は生放送のアンケート結果、またはヴァンパイアについて書きたいです。
頑張ります。

それでは、失礼致します。