更新ペース遅くてすみません。
ロデムPedia更新がやってまいりました。
今回のお題は生放送のアンケートで選ばれた
「魔法使い系職業の名称と種類」となります。
ECOには沢山のスペルユーザーがいるのですが、
「実際にRPGなどで良く聞く魔法系職業って何がどう違うの?」
という方もいらっしゃると思います。
今回はそれを解説していきましょう。
/おしえてレネットちゃん!\
では早速ですが、スペルユーザー系全16職業ざあっといきますよー!
・ウィザード
まずは魔法使い系ジョブと言えばこれ!
というくらいにはメジャーな職業ウィザードです。
基本的にウィザードは魔術師を指し示す言葉で
主に男性の魔術師とされています。
また、女性版の魔術師としてウィッチ(魔女)と呼ばれる存在もあります。
ウィッチについては今回ECOのジョブにはいないので詳しい説明を省きますが、
元来は性別をわけないものだったりします。
つまり男性のウィッチもいるということですね。
作品によってその扱いは異なりますが、
善でも悪でも様々なものに登場する存在となっています。
また一般的には知識を蓄え学問などを追及し魔術を修めている為、
老人の描写が多く、また肉体鍛錬などをしていないので
直接的な運動行動は苦手な人物であるという書かれ方が多いようです。
・ソーサラー
お次はソーサラーです。
言葉の起源としてはフランス語の魔法使い、呪術師を表す「sorcier」が起源となっているようです。
ウィザードと同じように魔法使いを指し示しているので
あまりウィザードとの差異はありませんが、
ソーサラーの方が、呪術、黒魔術などの邪悪な術や
悪魔の力を借りる術者などが多い傾向が見られます。
ちなみにソーサラーの女性名詞はソーサレスとなるようです。
要は上述したウィッチと同じようなものです。
黒魔術や悪魔の術などを行使するイメージの為か、
やや服装がウィザードなどと比べてかっちりしたものよりラフなものが多いようです。
・セージ
ウィザード系テクニカルジョブのセージは英語で賢人や哲人等の意味を持っています。
基本的にRPGなどでは賢者としての立ち位置であるようです。
また、賢者=魔術師系の上位職であることが多く、
知識深く様々な魔法を行使できるというジョブとして描かれています。
・フォースマスター
フォースマスターについては他の作品やゲームなどでは
ほとんど見られない名前になります。
ECOのオリジナル職業と言っても問題はありませんが、
フォースは物理的や精神的な力などを意味しており、
RPG系での「マスター」はソードマスターなどのようにその道の達人、師匠を意味していることから
魔法的な力の達人といったような解釈で問題ないかなと思います。
決して青や赤に光る刀身を持ったフォースの剣で戦う人達ではなさそうです。
・シャーマン
それではお次はシャーマンです。
シャーマンとは日本語的表現をするのであれば
呪術師や祈祷師、巫女などが該当します。
超自然的な存在、ようするに霊や神、精霊や死者と接触や交信、
交流などを行う職業です。
先に紹介した職業はRPG的には良く見る職業ですが、
こちらの職業は現実にも存在します。
ゲームなどでシャーマンが出てくる場合は、
神や精霊の力を降ろして術を行使したりする場合が多いようです。
ちなみに日本にもシャーマンに該当する存在は各地に確認できます。
具体的には北海道アイヌの「トゥスクル」、下北半島の恐山にいる「イタコ」、
沖縄県周辺の「ユタ」のあたりが該当すると考えられます。
・エレメンタラー
精霊(エレメンタル)を行使する職業という存在ですね。
他ではあまり見ない職業かもしれません。
精霊とは草木、動物、人、無生物、人工物など
すべての物に宿っているとされている超自然的な存在を指し、
その力を行使する……シャーマンと近い感じですね。
ECO的には属性魔法の上位を使えることから、
錬金術師パラケルススが提唱した属性元素を司る四大精霊の力を
より強く受け取れるようになった術者と考えられますね。
・エンチャンター
エンチャントとは英語で~に魔法をかけるという意味で、
ゲーム内ではその名前通り「魔法をかける=buff魔法」を得意としていますね。
比較的他のゲーム等でも見ることのある職業ですが、
やはり得意な魔法は他者を強化する魔法が中心のようです。
・アストラリスト
この職業はECOオリジナルの職業だと思われます。
元の言葉は「アストラル」、「星の~」とか「星からの~」という意味です。
漢字表現すると「星幽(せいゆう)」と言います。
かっこいいですね星幽。
響きも漢字もかっこいい!
精霊の力を超えて星の力を行使するというような規模感でしょうか。
最上位の属性魔法使いにふさわしいスケールですね。
・ウァテス
ウァテス……聞きなれない職業名だと思います。
私も調べるまでは正直よく知りませんでした。
さて、ウァテスとは何者なのか?
実はドルイドに非常に縁のある職業ということがわかります。
つまり、現実にウァテスは存在していたということですね。
ウァテスはドルイドの分離したいくつかの役割を担う
下位序列とされているようです。
詳細はドルイドの項目で説明したいと思います。
・ドルイド
ドルイドはドルイド教の神官とされています。
ドルイド教というのは、ケルト人の古代信仰で、
自然信仰を主体としています。
ドルイドは非常に多様な役割を持っていたとされています。
神官であり、占い師であり、政治家であり、裁判官であり、哲学者だと言います。
兵役や納税を免除される特権階級として存在していました。
ドルイドの語源は「dru-vid-s」と分解されるようで、「vid」は「知る」「知恵」などを意味しているようです。
頭の「dru」についてはオークの木を意味するという見解が有名なのですが、
そうではなく強意の接頭辞とする見解があり、
近年の研究によるとアイルランドにオーク崇拝がないこと、
またドルイドの仕事は上記のように多岐にわたり、
オークの木にまつわる祭祀に限っていないことである為、
後者の見解の方が有力視されているようです。
非常に多岐にわたる職務である為、いくつかの仕事を分離したようです。
一般的にはドルイドが階級が高く、法律や学問、政治的な能力を司る存在で、
ウァテスは科学、天文学、占星術などを担当し、
バルドが神話や歴史などを歌い伝える担当であり、吟遊詩人(バード)の元と言われます。
大まかに分けるとこの三つで機能していたようです。
・バード
ドルイドでだいたい書いてしまった……
いわゆる吟遊詩人として知られる職業ですが、
ドルイドの項目で書いた通り、実はドルイドの流れからきている職業だったりします。
ミンストレルやジョングルールなどもここに該当する職業でくくられていることが多いです。
・カーディナル
カーディナルはカトリック教会における教皇に近しい「枢機卿」を意味します。
今もなお現実に存在する役職であり、
教皇選出の際はこの役職者の中から選択されます。
回復系の最上級職として相応しい役職でもあります。
ドルイド教はガリア地方であり、カトリック教会は現在のローマ教皇を中心とした組織だから、
結果的に繁栄した土地はあまり大きくは変わっていないのが面白いですね。
・ウォーロック
ウィザードの項目で軽くウィッチに触れましたが、
男性版ウィッチという解釈が妥当ともいえる職業がウォーロックです。
主に、「ウィッチクラフト=魔術」を操る存在であり、
その語源として古英語で「誓いを破る者」、「裏切り者」というような感じのようです。
言葉の前半部分が「真実」とかを示して後半部分が「嘘をつく」のような意味らしいです。
その名前の意味もあって基本的に通常のウィザードと違い、
力持つ存在との契約による精霊魔術を行使する場合や、
邪術、妖術を操る場合もあるようです。
・カバリスト
カバラの秘術を探求し、解明しようとする存在をカバリストといいます。
カバラとは、魔法、神秘学、古代の秘法と呼ばれる技術、錬金学
さらには占星術、人相学、哲学にまで影響を及ぼす秘法です。
大海を真っ二つに割ったあのモーゼは神からカバラを授かったとされています。
・ネクロマンサー
ネクロマンサーは他の作品でも最もよく見る魔術系職業の一つではないでしょうか。
死霊を介して行われるネクロマンシーを行使する術者です。
本来ネクロマンシーとは死者を介して占い、情報の引き出しなどを行う術で
アンデッドを大量生産してけしかけるような邪悪な魔術ではなかったようです。
ただ、現在のネクロマンサーは闇の魔術を修め、
死者を弄び操り襲わせる邪悪な魔術師というイメージがついているようです。
でもなんか邪悪極まるネクロマンサーってかっこよくないですか?
私は割と好きな設定だったりします。(アンデッドモンスター好き感)
かの指輪物語に出てくる「魔王サウロン」はこのネクロマンサーだったりしますね。
・ソウルテイカー
ソウルテイカーあまり他では見ない職業名となっていますが、
同名のアニメなどがありますね。
基本的にはECOオリジナルの魔法職のようです。
そのまま魂を捕らえる者といったような意味で名付けられた職業です。
意味からするとそのまま死神みたいなイメージもあると思います。
ソウルテイカーから突然「斧」が装備できるようになったのは、
ECOでは「鎌」が「斧」種別なのでそれを装備できるようにするためだと推測できますね。
さて……ここまで16職業マラソンしてまいりました。
正直ここまで長文になるとは思っていませんでした
ECOは結構聞かない名前の魔法系職業が多いのが特徴ですが、
特にウァテスとカバリストはかなりマニアックだと思っています。
別のRPG好きな友人に上述した職業って知ってるか聞いてみてもきっと
「?」という反応が返ってきそうなのが目に浮かびます。
実際ウァテスとカバリストについてはもう少し色々調べてあって
今よりもっと多くの文章が書けそうなのですが、
読むのもしんどい気がしますので縮小してお届けいたしました。
それでは、失礼致します。