時の流れの彼方に消えた、一つの王国。 赤い砂の中に埋もれた、蜃気楼の王国。 嵐の向こう側で発見された、錆色の大地。 忘れ去られた大地の秘奥には、何が待つのだろう。 あの蜃気楼の向こうには、誰が待っているのだろう。 ……忘却の彼方から、知られざる歴史が目を覚ます。 世界は変わる、歴史は進む、それでも日々は続く。 変わらない物など、まるで何もなかったかのように。 氷の世界で、無窮の檻の奥底で、 忘れ去られた記憶達が、目覚めの時を待っている。 眠り続ける、忘れ去られた過去の記憶達。 目覚めさせるのは、一体誰なのでしょうか?